パーソナルトレーニングを受けている最中に「自分の話ばかり」されるトレーナーを感じたことはありませんか?
パーソナルトレーナーは、あなたの体づくりやボディメイクをサポートする存在ですが、なかにはトレーニング中に延々と自分の話をしてしまうトレーナーもいます。
話の内容がトレーニングに役立つものならまだしも、まったく関係のないプライベートで過去の栄光や恋愛話などが続くと「私の時間なのに・・」とモヤモヤしてしまいますよね。
なぜ「自分の話ばかり」するトレーナーがいるのか?その背景と要因、対処法などを考えましたので、ぜひ参考にしてみてください。
なぜ「自分語りトレーナー」が生まれるのか?
トレーナーが自分の話ばかりする背景には、いくつかの要因が考えられます。
1.自己アピールのつもり
自分の経験や実績を語ることで、利用者から信頼を得ようとするケースです。
例えば「自分は昔ボディビルの大会で優勝した」とか「有名人のトレーニングを担当したことがある」などを語られるトレーナーは多くみられます。
その内容が自分の方向性とあっていれば良いのですが、一方的な自己満足になってしまうと聞く側はうんざりしてしまいます。
2.コミュニケーションが苦手
利用者との会話がうまく続かないため、とりあえず自分のことを話して間を埋めているケースもあります。
これは悪気などありませんが、結果的に長くつづくと利用者の気持ちが置き去りになってしまいます。
3.パーソナルの意味を誤解している
パーソナルトレーニングの「パーソナル」とは、利用者一人ひとりの状態やレベルにあわせた個別指導という意味になります。
それを誤って「自分と利用者との距離を近くすること」と勘違いしてしまうと、必要以上にプライベートの話しを始めてしまうことがあります。
自分語りばかりのトレーナーがもたらす影響
トレーナーとの信頼関係がうまく築けないと、トレーニングの質やモチベーションに影響が出てしまいます。
例えば、
- トレーニングに集中ができない・・
- 疑問や悩みを相談しづらい・・
- セッションの時間が無駄に感じられる・・
- 結果的に継続が難しくなる・・
特に「私の話は聞いてくれないのに、自分のことはずっと話してる」という不満が募ると、その不満はやがて信頼の欠如に直結してしまいます。
じゃあ、どうすればいい?
1.思い切って伝える
信頼関係を築くためには、率直なコミュニケーションが大切です。
「すみません、今日ちょっとトレーニングに集中したくて」とか、「この種目についてもう少し教えてほしい」と伝えるだけでも相手は気づくことがあります。
2.トレーナーを交代するのも一つの手
パーソナルトレーニングは高額ですし、あなたの大切な時間を使っています。
あわないなと感じたら、トレーナーを交代することに支障はありませんし、トレーナーとの相性はトレーニング効果に大きく影響してしまいます。
3.良いトレーナーの特徴を知る
良いパーソナルトレーナーは、次のような特徴を持っています。
- 利用者の目標や悩みにしっかり寄り添う姿勢をしめす
- 話すより「聞く」姿勢を大切にしている
- 質問には笑顔で的確に答えてくれる
- セッション中も利用者の様子や変化をよく観察している
- モチベーションを高める声がけとタイミングが絶妙
トレーナーの知識や経験ももちろん大事ですが、最終的には「この人と一緒に頑張りたい」と思えるかどうかが鍵です。
まとめ
パーソナルトレーニングは、あなたの健康と向き合う大切な時間なのです。
その時間が「自分語りを聞かされるだけ」になってしまっては、有意義な時間を過ごすことはできません。
そのような場合は、トレーナーに自分の意見を伝えたり、ジムにトレーナーの交代を依頼することをおすすめします。
もちろん、トレーナーの自分話しは参考になったりモチベーションにつながることも多いです。
しかし、それはバランスの問題になるので、あなたの話や体の状態をきちんと見聞きして寄り添ってくれるトレーナーこそが信頼できるパーソナルトレーナーです。
もしトレーナーに違和感を感じているなら一度立ち止まって、より良いトレーニング環境をつくることも大切な行動ですよ。